カオチョンプランのコウモリ洞穴 〜300万頭のコウモリが竜になって空を舞う〜
 
 「死ぬまでに一度は見ておきたい絶景」のひとつに加えたい。絶対に観る価値有り。感動します。
世界遺産になってもおかしくないほどの場所です。 バンコクを訪問して時間が許せば是非にも寄ってもらいたい。
  その場所はバンコクの近県、ラーチャブリー県にある。既存のガイドブックでもほとんど紹介されてはいないので、穴場的観光地といえるでしょう。 地元では有名な観光地で夕方になるとコウモリの群れを観に数百人が集まって賑わいます。屋台もたくさん出店しており、いろいろな料理を楽しめます。
  夕方、カオチョンプランの山からビダクチオヒキコウモリが一斉に飛び出します。その数は1秒当たり最大2100頭、全部で約300万頭。 隊列を組み一群になって山の周りの上空を曲がりくねって飛んでいきます。その様はまさに龍が空を舞っている姿のようである。また、夜明けにはコウモリが一斉に洞穴に戻る様子も迫力があるらしい。機会があれば、街のホテルに泊まり、レンタルバイクを借りて観に行きたいものである。
  カオチョンプランとは「狩人(プラン)の穴(チョン)の丘(カオ)」を意味します。ちなみにコウモリは「カンーグカーウ」と言います。 コウモリ丘と名前を変更してよさそうなものだが・・・。
  約300万頭が生息すると言われるコウモリの糞も相当なものである。肥料として珍重され1週間に 大きなバケツ800杯という量が採掘されている。肥料となる糞の収益は地元の財源に貢献し、学校もコウモリの糞の収益で建てられた。
  コウモリが出入りする穴は山の中腹に1箇所のみで、山頂へ向かう途中でその穴の上部を通過する時はすさまじい刺激臭がする。 哺乳類の糞の臭さとは違う。硫黄やリン、アンモニアが多く含まれていうような感じである。鼻や目にツンと刺す臭いである。糞を採掘する作業の苦労を察することができる。
 

国道からカオチョンプランへ(約15km)。こんな何もない道が続きます。

カオチョンプランに到着です。この山の中腹からコウモリが飛び立ちます。 ワット・カオチョンプランが隣接しています。
 
山の頂上に行くことができます。きつい! 頂上には祠があります。100mぐらいは登ったか? ワット・カオチョンプラン 全体図。結構立派な寺院です。向こうには屋台がたくさん見えます。
 
頂上からの見晴らし。日没が近くなると「ジーー」とコウモリの鳴き声が聞こえます。 ゴザを敷いてベストポジションで待機です。 数匹、気の早いコウモリが日没前に飛び出ます。それを鷹が狙っています。
 
屋台がたくさん出店しています。結構おいしく、たくさん食べてしまいました。 コウモリが飛んでいる様子1。飛び出す穴はここの1ヶ所だけです。
動画(写真をClick)
コウモリが飛んでいる様子2。コウモリが一筋の群れになって、龍のように舞う。
動画(写真をClick)
 
 
●行き方
●バス
・サイターイ・マイ 南バスターミナルからラ-チャブリー行きのバスに乗る。 料金は55B。 20〜30分間隔で運行。
新南バスターミナル。建物の中には入りません。 建物、左側に近県行きのバス乗り場があります。 76番 ラーチャブリー行きです。
・降りる場所はラーチャブリーの手前、ポーターラーム(Photharam  )という街。ナコンパトム経由で国道4号線で降ります。所要時間は2時間半前後。
・切符を買う時に車掌にポーターラームまでと言ってあれば、降りるバス停に着いたら教えてくれるはずです。
・バス停は国道と県道の交差点にある。国道本線は高架となっていて、高架脇にあります。バンコク方面のバス停は反対車線にある。最終がラチャブリー発20:30。
・高架下にモタサイ(バイクタクシー)が待機しています。カオチョンプランと言えば分かってくれます。料金は片道100B。
  必ず往復で契約しましょう。
  ・ 数時間のチャーター。(往復200B+待機時間100Bぐらいが妥当か?)
  ・ または、迎えに来てもらう約束をしておき、見学が終わったら迎えに来てもらう。ドライバーの携帯電話番号を聞いておきましょう。
※カオチョンプランはかなりの田舎にあります。見学にくる人はチャーターバスでどこからか数台やってきますが、ほとんどが地元の人たちが自分の車やオートバイ来ています。バンコクのようにタクシー、モタサイは皆無です。筆者は有名な観光地だと思いたくさんのタクシーやモタサイが待機していると思っていました。そんな訳で、モタサイには帰りに迎えに来るようにお願いしませんでした。見学が終わっていざ帰ろうとしましたが、タクシー、モタサイがまったくいない状況になっていました。あたりはすっかり真っ暗です。ポーターラームまで15kmを歩こうとしましたが、歩いて数百メートルで野良犬の群れに2回ほどまとわりつかれてしまい、身の危険を感じ歩くのは断念しました。結局、ヒッチハイクでホータラム駅まで行きました。こんな不安な状況に陥らないように必ず帰りの交通手段を確保してから向かいましょう。

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●鉄道
 最寄駅はポーターラーム駅です。ヒヤリングに自信がある人は別として、降りる駅を教えてくれる人がいなければ乗り過ごしてしまう恐れがあります。バスの方が確実で快適・便利です。
 カオチョンプランのついでにチャーム・ホアヒン等の南部方面の旅行と組み合わせるのも良いかもしれません。その場合にはポーターラーム−チャアム/ホアヒン間で鉄道を利用しましょう。(ホアヒン他、南部方面へ向かうバスはラーチャブリーは通過しません。)
 
●タクシーチャーター
 バンコクのホテル前で待機しているタクシーと交渉してみましょう。または旅行会社でチャーター車を手配。お金に余裕がある人、複数人で行く場合はチャーターが一番楽。「案内タイ」では10人まで乗れる1ボックス車がチャーターできる。グループの場合にお勧めである。ダムヌン サドゥアック 水上マーケットと組ませても良いかもしれない。
 

●ツアーバス
  チャーターバスが数台来ているので、タイのどこかの旅行会社で開催されているはずなのだが・・・。
  日本発パックツアーの組み込みもされていないし、日系旅行会社では現地ツアーも開催されていない。もう少し有名になってパンダバスウエンディーツアー等の日系のタイ現地旅行会社で開催していただけるのを願うばかりである。2008年8月現在、インターネットで「カオチョンプラン」で検索しても1個しかヒットしない有様です。日本人にはまだまだマイナーなようです。