●タイでかかりやすい病気

・風邪 Cold 
熱帯なのにどうしてと思われるかもしれません。バンコクの大気汚染や粉塵、冷房の使用が原因と思われます。
風邪をひかないようにするには、外から帰ったらうがいをする。寝る時は、エアコンやファンは止めるか、温度を弱にして風が 直接、体に当たらないように調整する。風邪を引いてしまい、長引いてなかなか治らない時には、肝炎や副鼻腔炎など他の病気が考えられるので、早めに医師に相談しましょう。
 風邪を引いてしまった場合は薬局はもちろん、セブンイレブン等のコンビニでも購入できます。コンビニの場合はレジ前の棚に置いてあります。

左側、4錠で6.5B。
右側、10錠で10B。

日本と比べ安く、コンビニで手軽に購入できる。


・日射病 Heat Stoke
  通常は温度の高い日中で(室内で起こるのは熱射病)スポーツや作業をしているとかかるものです。
真っ赤な顔、乾いた皮膚、高体温、めまい、頭痛、吐き気、意識障害が特徴です。
しかし、観光で長時間、炎天下の中を歩き回っていても、かかる恐れがあります。このような症状があったら、 直ちに涼しい日陰に入れて衣服を脱がせ、寝かせることです。体温が異常に高くなっていますの で、下げるためにアルコールか冷水に浸した布で全身を拭いて熱気を蒸発させるか、冷水に浸したシーツで全身を包み 、時々取り替えたりします。体温が38-39℃になったら冷やすのを一応やめて、10分間程様子をみます。
再び体温が上がるようなら、また冷やします。意識が失われている時は、口から何も飲ませてはいけません。
意識とが回復したら、水分補給しましょう(コーヒー、お茶、アルコールは禁物)。
ケイレンを起こす時は、仰向けにして窒息を防ぎ、救急車を呼びましょう。
炎天下、観光にでるときは、つばの広い帽子を被り、通気性のよい、白の長袖、長ズボンを着用しましょう。
時々は日陰で休んだりして直射日光をなるべく避けてるようにしましょう。水分をコマメにとるようにしましょう。

・下痢 Diarrhea
水、香辛料、油などがあわなかったり、飲食からの細菌感染も多いです。
それに加え、ストレスや疲労などいろいろな原因が考えられます。 下痢は無理に止めないこと。しかし、発熱、嘔吐が伴う場合や、長く続いたり、粘液や血液が混じっていたりする場合は、 医者に見てもらいましょう。下痢の間は水分が失われるので、ポカリスウェットのような飲み物で、水分と電解質を補給しましょう。
食事は野菜、果物、乳製品、油っこいものは避け、重湯やお粥のように消化の良い物を食べるようにしましょう。
下痢をするとよく赤痢やコレラを疑う人がいますが、タイでも赤痢やコレラにかかる人はかなり少数です。
ちなみにコレラの症状は、激しい水様性の下痢(米のとぎ汁様)と嘔吐のため、脱水症状と低血圧をきたし、時にはショック症状を 起こすこともあります、、赤痢は粘液、血液や膿の混じった頻繁な下痢に腹痛、しぶり腹(トイレに行っても、すっきりせず、 また行きたくなる状態)を伴います。

・食中毒 FoodPoisining
汚染された水や食べ物を飲食した場合に起こる急性胃腸炎です。
主な原因はサルモネラ菌、ビブリオ菌、黄色ブドウ球菌、毒素大腸菌などです。
病原菌によって症状が違います。

○サルモネラ菌食中毒
特に肉類、乳製品が汚染されていることが多い。潜伏期間は6〜48時間(通常12時間ほど)で、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などが見られる。

○腸炎ビブリオ菌食中毒
特に刺身、寿司、生牡蠣、などの魚介類が汚染されていることが多い。潜伏期間は10〜20時間で、下痢、嘔吐、腹痛、発熱の症状がでる。

○黄色ブドウ球菌食中毒
特に米飯、乳製品、加工肉、魚肉製品によって感染することが多い。潜伏期間は30分〜6時間。唾液の分泌過多、下痢、嘔吐、腹痛。

○毒素大腸菌食中毒

潜伏期間は12〜72時間。下痢、腹痛などがおこる。

・コレラ
・細菌性赤痢
・腸チフス
・A型肝炎
も汚染された食品、水を摂取することで感染します。

・狂犬病 Rables
タイにはそこらじゅうに野良犬がいます。安易にかまったりせず、かまれないように注意が必要です。
狂犬病(恐水病)は野犬や野良猫などに噛噛まれると狂犬病になるのではなく、狂犬病ウィルスに侵されている 犬や猫に噛まれた場合に発病するのです。 狂犬病に侵された犬は人に噛みついた後、発狂して死にます。
もし野犬等に噛まれた時は、設備の整った病院で即ワクチンの処置を受けましょう。たとえ噛まれた箇所の痛み、頭痛、
発熱などの症状がでなくても、潜伏期間が2〜8週間と長いので安心は出来ません。
予防注射もありますが時間がかかります。(3回に分ける。3回目は初回摂取の6ケ月後)。

・エイズ Aids(エイズウイルスHIV)
タイでは2003年のデータでは67万人、1.8%がエイズに感染しています。しかし、この感染者数は国民の全てを検査した数字で はありませんので実際の数字はこれよりも、はるかに多いと思います。
チェンライやチェンマイなどの北部ではさらに多く、売春婦はさらに高い確率で感染していると思われます。
感染者は売春行為によって爆発的に広がっています。以前は同姓愛者や麻薬常用者の病気でしたが、 今では一般レベルの人達の間にまで広がっています。
エイズの感染経路は性交、麻薬などの注射針の共用や注射針の事故、母子感染、輸血によりますます増えています。
また性病に罹っている人の感染率は2〜3倍も高くなっています。
HIVの感染は、血液、精液、膣内分泌液の接触が最大の要因。通常の量の唾液、汗などは感染しない。
ハリ、刺青、ピアスの穴あけなどは使用済みの針を経由して感染することもある。
もしも見知らぬ人と性交渉を持つ場合は、コンドームの使用により感染を防ぐことができます。

エイズウィルス感染後、1〜2週間程で風邪に似た症状や全身のリンパ節が腫れる人もいますが、それもすぐ治ってしまいます。
大部分の人は無症状で経過します、血液中にエイズの反応が現われるのは6〜8週間以上経過してからです。
そして約6ケ月から7年を経過して「エイズ関連性症候群」といって、股の付け根以外の2ヶ所以上に3ヶ月以上にわたって
1cm以上のリンパ節の腫れが見られたり、発熱、寝汗、体重減少、全身倦怠感などの症状が現われエイズに移行していきます。
  しかし、エイズウィルス感染者でエイズに移行する割合は全体の15%です。ただし、エイズウイルス感染者は何らかの疾病に罹る 率が高くなります。

・B型肝炎
・各種性病
なども性交渉で感染する。
いずれもコンドーム使用は必須である。

・山間部でかかる病気
蚊に刺されて感染する、
・マラリア ・デング熱 
都市部や地方でもまず感染はありません。
ジャングルや深い山間部に行く場合に防虫スプレーや服装などで予防しましょう。

●病気を予防

1.十分な睡眠と休養を心がけましょう。
タイの高温多湿の気候、により抵抗力が低下します。
無理をしないで、十分な休養と睡眠を取ってから観光を心掛けることが大切です。
体力が低下すると、抵抗力が低下して、ちょっとした事で食中毒や病気になってしまいます。

2.生水・生水で作った氷は厳禁。
水道水は大腸菌などに汚染されている場合があります。食堂・屋台の氷は生水から作られた氷もあります。
水は市販のミネラル・ウオーターを飲みましょう。1.5Lで10数Bです。水割り、ビール、ジュースに使う氷は避けましょう。

3.不衛生な飲食店での飲食はさける。
清潔なレストラン等での飲食は問題ありませんが、場末の大衆食堂や屋台などは生ものの保存、食材や食器類などの洗浄が 十分ではなく、感染性腸炎・食中毒、寄生虫症などの危険性が高くなります。
衛生状態の悪い店は避けましょう。屋台や食堂でも地元の人で賑わっている所にいきましょう。
食材も新鮮で美味しいから地元の人が利用しているのです。一方、客が入っていない食堂・屋台は客が来ないから食材が古く なる。食材が古くなって、ますます味が落ちる。という悪循環になってしまいます。
地元が集まる食堂や屋台、うまく利用すれば安くて美味しい料理が楽しめます。

●タイの病院

バンコクの代表的な私立病院は日本語も通じ高級ホテルような豪華さがあります。
医療設備は日本の病院と比べても遜色なく優秀な医師もたくさんいます。
一般的な手術や処置については、ほぼ問題なく受けることができるでしょう。
できたら日本語の通訳が常駐している病院を利用して症状、治療方法の説明に納得して治療を受けるようにしましょう。
地方の医療環境はバンコクと比較すると不十分な点もありますが、各地方都市にはそれなりの私立病院があり、
まずまずの医療が受けられるでしょう。
  私立病院の医療費は高額です。渡航前に海外旅行傷害保険等に加入して、いざという場合に備えておきましょう。

●潜伏期間

食中毒、感染病、性病などは潜伏期間があります。
帰国後に体に不調があったら、早めに病院にいきましょう。
こじらせたら、治療に時間が、かかるものがあります。